1954年,公海で操業中だった第五福竜丸とその乗組員が,ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験によって被ばくしました.当時第五福竜丸の漁労長を務めていた見崎吉男さんの手記を元に,せんだいメディアテークで展示を行います.

開催情報
- 開催期間
- 2026/10/01(木)〜11/29(日) ※10/22, 11/26は休館日
- 9:00 – 22:00
- 場所
- せんだいメディアテーク 7階 ラウンジ
- 宮城県仙台市青葉区春日町 2-1
- 入場無料
- <関連企画>
- 仙台・空襲研究会メンバーによる展示ガイド
- 10/10 11:00〜
- 11/07 11:00〜,14:00〜
- 仙台・空襲研究会 対談(ゲスト:木村力)
- 10/10 13:30〜15:00
- せんだいメディアテーク 7F スタジオa
- 仙台・空襲研究会メンバーによる展示ガイド
展示によせて
戦後,日本が主権を回復し,遠洋漁業が自由に行えるようになった頃,多くの漁船が大海原へ向かいました.ちょうど米ソが水爆開発を争っていた頃のことです.
焼津のマグロ漁船・第五福竜丸は,核実験の規制区域外でアメリカの水爆実験に遭い,乗組員全員が被ばくしました,3度目の被ばくに国内外の原水爆禁止運動が盛り上がる一方,乗組員は社会不安を生んだとして生きづらい人生を余儀なくされました.
元漁労長の見崎吉男さんは,現実から逃げることなく福竜丸事件の象徴として原水爆禁止運動に関わり続け,乗組員を被ばくさせた責任を背負って,地元焼津で平凡な一市民として生き抜きました.政治的中立を貫きながらも,熱く平和を希求する孤高の精神と訴え,人懐っこい人柄には人を魅了する力がありました.熱い思いを綴ったご本人の文章を, 仲間と共に手記として出版したのが「千の波 万の波」という本です.
底知れない不安と危機に直面している今だからこそ,時代を自在に行き来する見崎さんの言葉を通して,一人の人間が標した力強い航跡をご覧いただきたいと思います.

